いじめられっ子の僕ですが、彼女が欲しいし、したいのです(後編)

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「そんなぁ…それ私も見れる?」川中由紀の顔が絶望に変わる。 「今はねロックがかかってて見れなくなってるけど、俺はロックがかかる前にフォローしているから俺のスマホからだと見れるよ」 「俺はみないからこのメディアで自分のかもって思うのがあるか確認してみて」僕のスマホを川中に渡す。自分の裸が映っていたとしてそれが自分だと認識できるのものなのか分からないが、局部のアップではなく行為に記憶があれば分かるだろう。  僕はなるべく川中を見ない様にし真由の家の方向を見る。すると真由が道着を着ながらこちらに来るのが見えた。川中由紀から離れ真由に近づく。事情を説明しなければ誤解されかねない。よっと挨拶するも、真由は連れてきているのが女の子だということに目つきが変わる。 「真由、時間とってくれてありがとう」 「どういうこと?女の子じゃない?」 「女の子だからここに連れてきたんだ。鈴木の元カノなんだ」そういうと真由は信じられないといった顔になっている。それはそうだ。あんな奴を選ぶ方がどうかしてる。
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