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地図アプリを開いたスマホから顔をあげる 「……ほんとにここ…?」 思わず一度疑ってしまう そこはとても人が住んでるとは思えないオンボロ屋敷だった 「……こっち、こっち」 小さく、家の中から声が聞こえた 彼女の声だった 僕は導かれるまま、足をすすめる 2階からだろうか? 周りを調べる暇もなく、僕は2階へと進む ギシギシと古い階段が音を立てる 僕は一つの扉の前で足を止めた
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