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後日談
数日後
僕はいつも通りに学校に通った
それからというもの、彼女との連絡は途切れてしまった
当たり前だ、成仏したのだから
ホームルームが始まり、先生が「席につけ〜」と促してくる
「今日はこのクラスに転校生が来ている」
先生はそういうなり、「入ってきなさい」と教室の扉に向けて言い放った
教室の扉がゆっくりと開く
黒く長い髪ときれいな緑の瞳
僕はその少女に既視感を覚えた
「…こんにちは
今日からこの学校に転校してきました
白神 百合(しらかみ ゆり)と申します」
僕が付き合っていた彼女と同じ名前をした少女が僕を見てニコリと笑った
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