お風呂のぷぽん
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「心配なことはあるかい?」 夕飯の並んだちゃぶ台を挟んで、おばあちゃんはそう尋ねた。僕は口に入れたご飯を少しずつ噛みながら、「ないよ」と答えた。 あの丸いやつの事は、言わないでおこうと思った。もしかしたら、僕の妄想だったのかもしれないと思った。 「おいしい?」 おばあちゃんが聞く。僕は、「うん」と頷く。 熱々の味噌汁から立つ湯気を眺めながら、僕の頭の中は丸いやつの事でいっぱいだった。
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