実は仲良しだろ!!

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「アレ、、変やな?」 映画館の一番後列のシートに腰掛ける蛇がゴソゴソと自分の手すりにセットされた飲食トレーの上をまさぐった。 ちなみに蛇というのはあの蛇ではない。白いタキシード姿の銀髪イケメンの名前だ。 トレーの上には紙コップのMサイズのアイスコーヒー。蛇はストローをプラスチックの蓋に差し込む前にある探し物をしている。 「なあ、ジェイドはん。ワテのガムシロとフレッシュ無いんやけど。知らん?」 蛇は隣に座るジェイドという名の褐色の肌の長髪イケメンに話しかけた。 ジェイドは長い黒髪を右手でかき上げながら 首を左右に振る。大きく開いた白いセーターの胸元のスカルのシルバーアクセがキラリと光った。 「おっかしいなぁ。確かにここにポイっと置いといたんやけどなぁ。」
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