クラスの騒動・・・

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クラスの騒動・・・

夏休みが終わり、学校が始まった 相変わらずサボり魔な私たち 今日は、理科の授業をサボった それと今日は陽向もいる なんでだろう・・・ あんなにいやがっていたのに・・・ まあいいかと息を飲む そして、ある日の朝だった 陽向は今日早く来ていた いつもは、8時半に来る陽向、みんなは8時に来てるのになぁ〜と思っていた でも、今日は、7時50分頃にはもう来ていて、机の上にひじをついて寝ていた でも、なんかあったのか私が近づいていくとすぐ目を覚ました陽向 悲しそうな顔をしていた どうしたんだろう いまさらだけど気づくと、みんな固まってこっちを見ながらヒソヒソ話している よく聞いていると、 「陽向くんってさー、結菜ちゃんが好きなんでしょ?」 「そうなの?」 と、言う声だった たぶんそれで落ち込んでいる陽向 何に落ち込んでるんだろうか? 聞こうとしても聞かないほうがいいような・・・ 私は何も言わずに自分の席に戻った その後も、ホームルームもずっと落ち込んでいる陽向 いつも、めちゃくちゃ元気なのになぁ〜と思いながら陽向のことをながめていると、 「なんかいつもと違うよね」 と、瀬奈が声をかけてきた 『え?』 「陽向だよ!」 『ああー、そうでしたか』 私は、慌てて陽向から目をそらした 「聞きに行けば?」 と、口ずさんだ瀬奈 『うん』 私は思わずそう言っていた 「じゃあ行ってきな!」 『ええええええええええ』 そして私の手を取った瀬奈 陽向に向けて、 「利音が話があるってさー」 『はぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜』 と、叫んでいた クラスのみんながこっちを見ていたが、瀬奈何も言わず、自分の席へ戻って行った 私は、ため息をつきながら、 『なにもないから』 「え?」 そう、聞いてきた 私は、思い切って聞いていた 『結菜のこと好きなん?』 「は?」 何言ってたんだ、私は 『ああー、ごめん、今のは忘れて』 と、言ってその場を離れようとした そうすると、 「そうだな、俺は・・・」 『え?』 「好きだよ」 『は?』 「だから、結菜さん好きだよ」 『ああー、そっか』 めっちゃ痛い どこがって 心臓!! なんじゃこりゃぁ~ まいっか別に、本心聞けたし いいよ、ガンバ! 声には出せない・・・ 『がんばって!』 そう言ってその場を駆け出した
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