一章〜旅の始まり②

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一章〜旅の始まり②

        ✴︎6#‥買い物       ※※※※※※※※※※※  ここはサンバの街の商店街。リッツはタツキの服を選ぶ為、2人で武器と防具の店に来ていた。 「タツキ。この店、武器や防具しか置いてないけど……いいの?」  タツキは店に飾られている武器や防具を見ながら、 「ん?ああ。俺はこういう武器や防具に興味がある。煌びやかに着飾った物よりもな」 「そうか。……僕はどちらかといえば、オシャレな服や帽子や装飾品なんかがいいけどなぁ」 「なるほどな。この武器や防具の精度を見てたんだが……」 (……昔に比べ、だいぶ精度が落ちている。これは今のこの世界の制度のせいなのか?) 「タツキ。急に黙って、どうしたの?それに、その武器や防具がどうとかって」 「ああリッツ、すまない。ただこの武器や防具が自分が持っている物よりも、性能が低かったからついな」 (ふぅ、危ねぇ!俺が200年前にもここに来たって事は、まだリッツには言えねぇからな) 「そっかぁ。じゃあそうなると、ここで買う物はないのかな?」 「いや、かえってその方がいいかもな。正体を隠すには」  そう言うとタツキは、適当な武器と防具を数個、手にすると店のカウンターまで持っていき、支払いをすませリッツと店の外に出た。  そしてリッツはタツキとしばらく街を歩き買い物を楽しんでいた。 (今日はタツキと買い物できて楽しかったなぁ)
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