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中学1年生
~ゆめ~
私が中学生になると、たくさんの友達ができた。
だから、あの切ない思い出はほとんど忘れることができていた。
友達と恋ばなをするとき以外は。
恋ばなの時、私は、「好きな人はいるよ。」とまでは言えた。
でも、「どんな人?」と聞かれると話せなくなってしまった。
なぜなら、自分の心にできた傷口を大きくしたくなかったから。
だから私は、いつも曖昧に答えるしかできなかった。
そしてそんなときだった。みなとから私のスマホに連絡が来たのは。
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