脳脊髄液漏出症

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脳脊髄液漏出症

 タイトルに脳脊髄液減少症と書いておきながら減少症ではなく漏出症の話をしたいと思います。  まあどちらも大差ありません。  減少の原因が漏出と判断されたら漏出症です。  脳脊髄液漏出症がどんな病気かというと、脳周りの液体(脳脊髄液)が漏れて脳が上手く浮かべなくなる病気です。  脳周りの液体の水位が下がり脳が下がると、脳を支える神経に支障が出て様々な症状が出ます。最悪は脳の下部が潰れます。  脳脊髄液は硬膜というものに包まれているのですが、硬膜は頭蓋骨の内側から背骨の中まで繋がっています。たいていは頸椎から尾骨までのどこかの硬膜に傷がつき、そこから脳脊髄液が漏れます。  治療法は横になって脳脊髄液を漏れにくくし、硬膜の傷を治す事です。自然治癒が難しい場合は自分の血液を硬膜外腔に注入して、傷を覆ったり自然治癒力を引き出したりして治療します。ブラッドパッチといって近年保険適応になりました(全ての人に保険が適応されるわけではありません)  他にもいくつか治療法がありますが私は詳しくありません。  原因として有名なのは交通事故などによるムチウチです。大怪我をするとすぐに横になって安静にする期間が長く、硬膜が傷ついたとしても治ることが多いと思うのですが、ムチウチなどではそうはいかずに知らずに悪化して治りにくくなってしまいます。  他にも尻餅だとか、背骨に衝撃を受ける事ならなんでも原因になり得ます。出産や夜の営み、クシャミもそうだという説があるくらいです。  硬膜は人によって脆さに大きな違いがあるらしく、罹患しやすさが遺伝する事も多いようです。  症状は様々なのですが、頭痛と脱力、倦怠感がメインでしょうか。不定愁訴と言われるものはたいてい当てはまります。それはもう多彩な症状が出るので興味のある人はWikipedia見てみて下さい。  基本的に横になれば回復し、起きていたら数分から数時間で歩けなくなったりします。  まあざっと説明できたでしょうか?  ここまでの説明はあくまで私のボンヤリした知識から捻り出したものです。間違いが多少あるかもわかりませんのでご了承下さい。というかわかりやすく上手くまとまっている自信がない。  次回があれば私の闘病記的な事を書きたいと思います。  もしくは絵本を描こうかな。
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