ざくろ
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ざくろ
俺はざくろを掘り起こした。 比喩じゃなく。 ざくろは、だいたいいつも部屋の中に散らばったゴミの中に埋もれている。 ろくに外に出ないせいで白い白い腕を掴んで、よいせっと引っ張り上げると、ざくろの上に積もっていた本と駄菓子の包装が、ばらばらと落ちた。 「……また来たのか、
創
(
そう
)
」 現れたざくろの髪は、銀に近い白だ。
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