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「謝るよりももう会わないことが湊さんの為かと思いますよ。あなたはあなたで湊さんのいない野球部を作るなり、勉学に励むなりしたほうがよろしいかと」
生徒会長は机の上に置いてあった書類に手を伸ばす。
生徒会長の話し方は嵐が去った後のように、元に戻っていた。ただ無感情に華菜を諭した。
「忙しいのでもう帰って頂けますか?」
もう一度生徒会長に出ていくように言われて華菜は渋々生徒会室から出ることにした。
心当たりのない罪悪感を抱えたまま……
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