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世間一般のデッド
デッドの存在は公的に知られている訳ではなく、スターポリスを含め、国の重要人物しか知らないことである。
そのため、デッドによる殺人事件は、真実のほとんどを公開せず、家族や関係者がいる場合は、最新の技術で記憶操作をされ、口封じを強いられる。
スターポリスの表の顔は、全ての悪から国民を守る、正義の味方という姿である。
一方、本当はデッドという強大な怪物に支配されるだけの、平均人類なのだ。
しかし、今期の訓練生の中には、自分の感情を殺し、死に対してなにも感じない者がいた。『無死感人』と呼ばれるその訓練生達は、スターポリスを矛と盾に分ける最初のデッド討伐において、大変な功績を残した者である。
矛と盾というのは、スターポリスが命を張って国民を守る際の役割である。矛は勇敢にデッドに立ち向かう者。盾は命懸けで、矛を守る肉壁となる者である。
ただ、矛にはもう一つ意味がある。デッドに怯えて、ただ逃げ隠れしか出来ない者達である。
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