最終話

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最終話

そして時は経ち俺達は2年になった。 なんとビックリな事に俺達3人はまた同じクラスだった。 そして俺の隣はまた姫花…… 一体どうなんってんだ!? 「ちょっと! 同じクラスになったのは嬉しいけどまた姫が隣だなんてどうなってんのよ!?」 「ありゃりゃ…… まさかここまでなんて。 ふふッ」 「ええと…… なんか2人ともごめん」 「…… まぁまたみんな一緒だからやっぱり喜ぶべき事なのかしら?」 「そうだよ、海ちゃん! なんてったってあたし達ちゃんと歳取ってるんだよ!? やったじゃん!」 「いや、そんなの当たり前だろ? 何がやったなんだ?」 空はわけのわからない事で喜んでいる。 大人に近付いているって事が嬉しいのかな? 「何を言ってるんだか空は……」 「でも私達こうしてずっと仲良く大人にななっていきたいね!」 「姫まで…… んふふ、まぁ確かにそうね」 そして2年になってしばらくまた時が流れ健斗兄さんとえりなさんが結婚式を挙げた。 俺達も呼ばれ2人の幸せなら姿を見る。 「ふわぁ…… 健斗君とえりなさん凄く幸せそうだったね。 なんだか感慨深いな」 「2人とも凄く素敵だったわね。 てかいきなり空が大泣きしたからビックリしたわ」 「だな、俺もビックリしたぞ」 「だってみんなとこの場にこれたから…… えへへ」 「当たり前じゃない? 私達ずっと一緒だもの。 今は陸と付き合えて浮ついた気持ちもあるにはあるけど」 「ちゃんと絆はあるよね!」 「そうだな」 多分これからもいろいろな問題はあるだろうけど…… 「おはよう陸君」 「おはよう姫花」 「こら姫、私達も居るのに」 「りっくん、今日は部活終わったらデートしよう?」 「ああ」 いつか俺達も健斗兄さんみたく誰かと結婚して子供産んでそんな生活を送るんだろうか? そしてそんな決断に迫られた時も海と空とそして姫花は今と変わらず俺のそばに居てくれるんだろうか? 「陸君どうしたの?」 「あ、いや」 「陸の頭で小難しい事考えたって空と似たような事しか思い付かないんだから。 安心して? 私達陸と一緒よ?」 「酷い海ちゃん! よくわかんないけどそうだよりっくん!」 「わ、私も居るからね? 陸君!」 あはは…… やっぱりみんな俺にとって特別過ぎて今は答えが出せないけど。 「海、空、姫花…… 3人とも大好きだよ」 「当たり前、そんな事言われなくてもわかってるし私も大好き」 「でも言ってくれるとやっぱり嬉しいね、あたしも大好き」 「私海ちゃんと空ちゃんも、それでもって陸君の事大好き。 3人に会えてよかった」 3人は一斉に俺に抱きついた。 姫花のペンダントの模様のように。 fin
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