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止められない、思い。
蜜柑は、彼女と一緒にカフェにきた。
彼女が、聞いてきた。
[どうして、あんな事したの]
蜜柑は、うつ向きながら、言った。
[怒っていますか]
彼女は、レモンティーを飲みながら、言った。
[ううん、全然、、怒っていないよ。ただ、何で、あんな事をしたのか、気になって]
蜜柑は、息を吸い込んで言った。
[あなたに、この一瞬を逃したら、二度と会えなくなる気がして、それを考えたら、たまらなく、切なくなって]
彼女は、それを聞くと、悲しい表情をした。
[あなたとは年齢も、離れすぎているし。それに、性別も同じだし、回りが認めてくれないわ]
蜜柑は、言った。
[お姉さんの、気持ちは、どうなんですか]
彼女は、言った。
[ごめんなさい、あなたと付き合うきには、なれないわ]
彼女は、逃げるように、去って行った。
蜜柑は、彼女を止める事は、出来なかった。
そのまま、静かに、泣いていた。
彼女は、公園のブランコに乗りながら、さっきの事を考えていた。
分からない、何で、私は、あんな剥きになった言いかたをしたのだろう。
少し、私は、あの子の言った事で、胸がときめいてしまったから。
でも、それだけじゃない、胸が痛いの、30歳のおばさんが、情けない。
しかし、次の日、思いがけない、再開を二人はした。
記憶消滅まで、あと7日。
続く。
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