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再開。そして、名前。
私の名前は、広瀬蜜柑、ついこの間まで、中学生だった。
しかし、今日から高校一年生だ。
あの女性と、あったのは、一年前だ。
あれから、私は何回も、部屋で、泣いた。
やっと、立ち直った頃には、中学生は、終わりに、近づいていた。
自分でも、分からない、色んな男と付き合ったが、皆覚めてしまい、別れる事になっても、泣かなかった。
そのたびに、言われた。
[可愛くない、女]
笑ってしまうよ、あんた達が、求めている女は、全員お姫様のような、可愛らしい女性だけど、今時そんな子いないよ。いたら、天然記念物だよ。
お前らのような男のために、泣いてたまるか]
そのあと、大変な事があった。
コロナウィルスだ。
何万と、言う人達が死んだ。
そのたびに、私は、死にたくないと思った。
そして、あの女性の事を思いだした。
何で、あの人の事思いだすの。
あれから、あっていないのに、まだ、あの唇の感触が残っている。
親も、見捨てていて、死んでも、誰も悲しんでくれないが、彼女だけは、わたしの事を真剣に、考えてくれた。
もう一回彼女に、会いたい。
しかし、学校に向かう途中、誰かに、ぶつかった。
何と、あの女性だった。
[ごめんないと、私が言った]
すると、彼女が私を抱き締めた。
[あのときは、ひどい事を言って、ごめんなさい。でも、私の気持ちは、変わらないの]
私は、彼女を押し退けると、言った。
[もう、私達は、他人でしょう]
しかし、彼女と、行く方向が同じだった。
嫌な、予感がした。
何と、彼女は、この学校で、教師をする事に、なったのだ。
そして、彼女は、私に、名前を言った。
[春菜檸檬]
記憶消滅まで、あと7日
続く。
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