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その8 南部 「さあ、こっちも全員あいさつは済んだ。ならよう…、さっそく、そっちの言い分を聞こうか」 高本め…、先にこっちから喋らせるようだ フン、いいさ、それで… 「よし、よく聞けよ。ここの店にやくざまがいなシノギを突きつけてる愚連隊のクソどもと、元黒原傘下の在○さんがお手々繋いだと聞いてね。それが本当なら、亡くなった黒原さんの理念も理解できないアホウだ。そんな恥ずべき人間には、その根性を叩きなおしてやろうと思ってね。そんで、お前らが今日、ここに押しかけたということで推参した。ズバリ聞くぞ!この店追い込んだ共犯ってことで間違いないのか?」 「答えたくないね」 「なんだとう!じゃあ、やっぱりだな。聖一、これではっきりしたようなもんだろ?」 積田は肩をほぐしながら、相手へ順に視線を投げながら臨戦態勢に入ったわ ... 「まあまあ…、こいつらからも用件を聞いてからだ。高本、お前、オレ達が押しかけて来るのは承知していたようだな。そんで、丁寧に5人も集めてお出迎えだ。その目的を聞かせてもらおうか」 「フン、黒原さんが亡くなって、純血だけでコトを運営するって企みらしいからな、この際こっちとしては、その傲りきった性根を叩きなおしてやろうってな。今までは黒原さんの手前、互いに嫌々足並みを揃えていたんだ。そんな偽善はまっぴらだからよう、来るなら来いよ‼」 そう言うことか… とあれば、この際、思いっきり行かせてもらうぜ オレは3Mほど離れた左横の積田にサインを送った ..   その次の瞬間、高本の後ろにいた大きな男が口火を切った 「うおー、行くぞー!」 ソイツは積田に突進して行った 店の中はまずいという躊躇はあったが、もうオレの頭は熱くなっててそんな気持ちは吹っ飛んだわ 気が付くとオレは高本と組み合っていたよ バターン‼ 「聖一、積田…、今来たぞ!」 乱闘が始まって数秒…、砂垣さんら3人が店のドアを蹴り開け、駆けこんできた 「おー、テメーら!5人がかりで卑怯だろーが!在○のクサレめー‼」 ここから5人同士となって、店内はバトルロイヤルと化したよ しかし、決着はつかなかった その数秒後に、今度は他の5人が飛びこんできたんだ ガタイの張った男たちが、スーツ姿で…
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