プロローグ

1/1
31人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ

プロローグ

コンコン姉ちゃんおきてぇ~ 扉の向こうから呻き声が聞こえる 2日酔いですかぁ~しごと遅れるよぉ~ お弁当おテーブルの上置いとくからねぇ~ 先行くからねちゃんと起きるんだょ~ ドアを開けて念の為鍵を閉めるガチャ アパートの階段をトントンと降りる住宅街を抜ける突き当たりが、T字路で大きな坂に成っていてる急に空が広がる 今日は快晴だぁ~! 後ろからたったったっと足音が近づいて来る そして僕の背中ドン!!と重くのしかかる おはよう ひゃっ・・・ 何で耳元で囁くのさぁ 感じちゃったか?理緒 感じないよ えー刺激が足りないのか?ぺろ うっゾワゾワ鳥肌が・・・ 何で朝から耳舐めるの 朝じゃなかったらいいのか? そういう意味じゃないよもう重いから早く降りてよぉ えーー えーーじゃないよ何で朝から男同志でこんなことブー 理緒が頬を膨らませて拗ねた 理緒の怒った顔も可愛いよ 良いから降りろぉぉ!! 仕方ないなぁ 本当純平って自由だよねぇ~羨ましいよ この子は、村上純平幼なじみで彼女が、いるのに何故か 僕に卑猥な事をしてくるそして僕困る 坂を降りるとすぐ高校なのです。 右に人影と思ったら僕の肩に手を回して来た と思うと顔に柔らかいのが当たる おはよう 理緒君 あのさ何でりょこちゃんも耳元で囁くの? もって、どういうこと? さっき純平にも同じ事されたよ そして寄りかからないでよぉ~ 胸もあたぁってて恥ずかしぃぃ ちょっと私の理緒君にちょっかい出すのやめてよね お前のじゃ、無いだろ 私のに成る予定なんの 予定で発言すんなよ 両者睨み合い動きません ガルルルル がるるるる よしそっと消えよう 僕は、逃れるように走って逃げた 待てよ理緒 待ってよぉ~理緒君
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!