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プロローグ
コンコン姉ちゃんおきてぇ~
扉の向こうから呻き声が聞こえる
2日酔いですかぁ~しごと遅れるよぉ~
お弁当おテーブルの上置いとくからねぇ~
先行くからねちゃんと起きるんだょ~
ドアを開けて念の為鍵を閉めるガチャ
アパートの階段をトントンと降りる住宅街を抜ける突き当たりが、T字路で大きな坂に成っていてる急に空が広がる
今日は快晴だぁ~!
後ろからたったったっと足音が近づいて来る
そして僕の背中ドン!!と重くのしかかる
おはよう
ひゃっ・・・
何で耳元で囁くのさぁ
感じちゃったか?理緒
感じないよ
えー刺激が足りないのか?ぺろ
うっゾワゾワ鳥肌が・・・
何で朝から耳舐めるの
朝じゃなかったらいいのか?
そういう意味じゃないよもう重いから早く降りてよぉ
えーー
えーーじゃないよ何で朝から男同志でこんなことブー
理緒が頬を膨らませて拗ねた
理緒の怒った顔も可愛いよ
良いから降りろぉぉ!!
仕方ないなぁ
本当純平って自由だよねぇ~羨ましいよ
この子は、村上純平幼なじみで彼女が、いるのに何故か
僕に卑猥な事をしてくるそして僕困る
坂を降りるとすぐ高校なのです。
右に人影と思ったら僕の肩に手を回して来た
と思うと顔に柔らかいのが当たる
おはよう 理緒君
あのさ何でりょこちゃんも耳元で囁くの?
もって、どういうこと?
さっき純平にも同じ事されたよ
そして寄りかからないでよぉ~
胸もあたぁってて恥ずかしぃぃ
ちょっと私の理緒君にちょっかい出すのやめてよね
お前のじゃ、無いだろ
私のに成る予定なんの
予定で発言すんなよ
両者睨み合い動きません
ガルルルル
がるるるる
よしそっと消えよう
僕は、逃れるように走って逃げた
待てよ理緒
待ってよぉ~理緒君
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