AD恐怖体験 テレビの内側は怖い世界

1 紅白ゴスロリ双子ババア

「それでも、この部屋だけは綺麗にしているんですよ。あたしも外を片付けるようには言ったのですが、姉は『ゴミは宝だ！』とあたしにがなりたてるので……　手を付けることが出来ずにずっと……」
ゴミ屋敷の主人あるある、その二、ゴミは宝だ。これもゴミ屋敷の主人の常套句だ。孤独故にゴミを家族や友人と言った自分の精神的な隙間を埋める存在になり、なくなると寂しいと感じる心理に陥っているのだろう。それでも人間心理として「ゴミを家族や友人と見るのはおかしい」と言われたくないのか、心理的にゴミに付加価値を与え「ゴミは宝」だと言い換えているパターンが多い。二人暮らしでも「孤独」に苛まれているのだろうか……
「挙げ句の果てに近所のゴミ捨て場のゴミまで持ってくるように……」
外のゴミを宝として持ち帰ってくるのか……　これは筋金入りである。
この部屋はともかく、外はゴミの山。近隣住人の迷惑も考えると、役所がオンエアされたこの番組を観て行政代執行に乗り出してくるのを祈るべきであった。