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毎日が問題なく進む。パソコンで動画を見る以外は楽しい日々だ。この幸せを失いたくないとしみじみ思う。サンタイルさんとクリスマスプレゼントの仕分けを主に生活をする。簡単なパソコンに使い方を教える。それはパソコンのことを全然分からないサンタイルさんに文章が作成できるよう練習をするだけだったがとても楽しかった。アンジェリーナちゃんやキャロラインちゃんと他愛もない話をして、たまにジョリイとも遊ぶ。トナカイに餌をやりに行く。ジョージおじさんから食材を買ったり、たまに釣りに連れていて貰う。そんな毎日だが、充実していた。気が付くと明後日がクリスマスイブになっていた。
サンタイルさんが髪を耳に掛けながら僕を見た。今日は結わえずにサラサラのロン毛が背中まで掛かっている。
「あのね、クリストフくんにはプレゼントを先に渡しちゃったけど、僕から個人的にプレゼントをあげてもいいかな?」
えっ、何だか悪いな。何だろう。
「頂いていいんですか?」
「ああ、キャウスって言うんだけどね、猫とネズミの赤ちゃんだよ。産まれたばかりなんだ。前に動物が好きだって言ってただろう。ペットに如何かなって思ってね」
あっ、僕が猫とネズミも好きだって言ったこと覚えててくれたんだ。でもキャウスって。アハハ。
「キャウス、嬉しいです」
「そうかあ、良かった、クリスマスイブの夜に部屋に渡しに行くよ」
楽しみだなあ。僕もお礼に何かプレゼントしたいなあ。そうだ!神さまにメールでお願いしてみようか。日本のアニメを見せてあげたい。ファンタジーなものがいいな。このセントジョーンズ島みたいに夢のあるアニメ。サンタイルさんが喜ぶ顔が見たい。その顔が何よりの僕が欲しいプレゼントだ。これを早く伝えたいが神さまはパソコンで見たことを他言してはいけないと言っていたはずだ。多分、メールの内容ではなくて動画だと思うが言わないでおこう。
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