はじまり

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はじまり

今日は バイトも はやく 終わったし 功治さんに 手料理をと 思って 功治さんの部屋に行くと 今日は お仕事のはずなのに 部屋に灯りがついている 体調でも 悪いのかしら 眠っていたらいけないので 静かに ドアを開けて 先ず目についたのは 功治さんの 靴ではなく 華奢なヒールの 真っ赤なピンヒール 私は その靴を見たことがある 同じバイト先の後輩の靴だ。 そのまま 寝室まで 入って行くと 功治の上で 腰を揺らしている 後輩の女がいた! 女は欲に溺れ 私に気付いていなかったが 功治は私に気付いて ギョッと していたが 私は そのまま戸を閉め テーブルの上に 鍵を置いて 功治の部屋を後にした。
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