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「おい、佐倉っ、今日も校則違反だなっ! 派手に髪を染めたのを直せと言ったのがわからないのか!」
「はいはい、真鍋先輩っ。ごめんなさーい」
「やばくない? 佐倉さん。また風紀委員長の真鍋先輩に怒られてるよー」
「こんなに真面目で平和な学校で今時不良ごっことか、訳わかんないよね」
「本当、入学当時は真面目な子だったのにね」
「高校デビューにしては遅くない? もう一年の半分が過ぎたのに……」
(どうとでも言えばいい。私は、私のために生きるんだから)
真面目? 常識? そんなのどうでもいい。
ソレよりも欲しいものが、私には存在するのだから。
私がこうやって踊り続ければこの狭い学校という世界は××を許すのでしょう?
ならば、答えはこうだ。私は……。
(どうせ、もうすぐ……)
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