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いま大人になってそれを得たうえで、緩やかに雪が融けるようにわだかまりを残しつつも家族との関係に変化の兆しが見えます。それが良いことなのかどうなのか、まだ判断が付かないのですが、決して悪いことではない、と信じることにしました。そう思えるのは、きっと自分の足でしっかりと歩いてきたからでしょう。
サンタさんから一番欲しいものをもらえなかった、と私は、幼い頃ずっと思ってきました。
ただ……、
もしも偽物ではなく、本物の赤い服の彼がいるとしたら、
もしかしたら私は、先へと踏み出す勇気、をもらったのかもしれない、と。あの頃に描いていた夢と希望に限りなく近付いた最近は、聖夜の訪れとともに、ぼんやりとそんなことを思い返したりしています。
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