幼妻法案、通称オサホウ

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幼妻法案、通称オサホウ

去年可決された幼妻法案、通称オサホウによって私は中学校に通いながら、ルイ君の妻となった。ルイ君は資産5億の会社経営者なのに、性癖が災いして28まで童貞だった。もちろん初めての相手はこの私。 ついに子供の生まれる数が50万を割り、パニックになった日本政府がどんな変態でも子供を作る男には作ってもらおうと可決したのがオサホウらしい。もちろん女の子の同意と両親のl同意は必要だ。さすはに人権無視はあり得ない。 c0158bc8-ce05-42ee-a54c-6f757b561c8e うちは、貧乏な母子家庭。3年前に起きたコロナで学校の授業は機能しなくなって、塾に通える子供の成績は維持され、私たち貧乏人の成績は急降下していくのを体験した。世の中はあからさまに不公平で、金が世を支配していると私は10歳で悟った。だから公園でルイ君に小6でナンパされて、母親にナイショで付き合うようになって私はルイ君と結婚する気になった。 新自由主義ってのが、日本を解体したんだと、ルイ君は旅館の部屋の掛け軸を見ながら呟いた。 「新しい自由ってこと?」 「新しい自由ってのは、能力があれば稼げるし、なければ、くたばりなってことさ」  今日もルイ君は嘘くさい教育者みたい。でも、彼の言うとおりだ。ルイ君に会うまで江ノ島にいくのが唯一の家族旅行だった私の心は、いい加減くたばってきていた。300円位の古着ばかり着せられてクラスでも臭いとかダサいとか言われていじめられてたし。 確かに新しい自由をもらって、ルイ君はドウドウと中学生の私の胸をもんでいる。私のブラを剥ぎ取り、小豆色の乳首が箱根の冬の冷気に晒される。今日は大晦日だ。除夜の金の音がグオーんと山のどこからか聞こえてくる。ああ、風情がある。 a2469016-8be1-47f1-8689-41b0b30dc659 「ねえ、寒いよ、暖房きいてないよ」 「そうかな」 北国生まれのルイ君は、寒さに強すぎる。私は、胸を両手で隠しながらエアコンのリモコンをとりに立ち上がる。ふと庭を見ると檜の露天風呂が見えた。お風呂が私においでおいでする。都営アパートの小さいカビだらけの風呂は憎んだが、今は入浴好きの私。 「パパ、もう一回お風呂入っていい?」 「いいよ、一緒に入ろう」 私が結婚していることは学校では内緒にしている。政府がプライバシーの保護を徹底してくれてる。だから、ルイ君は表向きは私のお父さんなのだ。私の人生初めてのパパが変態って……。 「除夜の金聞きながらお風呂って最高だよね」 「だな」 私はルイ君の膝の上に乗っている。ちなみにまだおチンチンは入れられてない。 でも、後ろからハグされた状態でもう身体のどの部位も触られ放題だ。 「やだ、アソコ触んないで。除夜の鐘は煩悩消すんでしょ」 「瑠海の見てたら煩悩止まんないって」 全てはお金のためだ。それにルイ君は私を守ってくれる。高級旅館を予約して尊厳を与えてくれた。3年前のgo to キャンペーンの馬鹿騒ぎにクラスで私だけどこも行けず恥ずかしかった。 「大好きだよ、瑠海」 「大好きなのは中学生のおっぱいでしょ、変態パパ」 「いや、誰でもいいんじゃないって」 「本当っすかあ」 私はつい意地悪する。しょうがない。ルイ君は私の意思を無視してエッチなことし放題なんだから。バツを与えてやりたくなる。 「最近脚本書いてんのか?」 「うん、書いてるよ」私はやる気のない弱小演劇部で脚本を書いている 貧乏で本しか娯楽がなかったので、私は本好きだった。で、好きが高じてアホな妄想を書いている。 「どんな話だよ」 「お金の起源を考えたんだ」 「へえ」  私達は湯船で見つめ合い、私からキスをした。ルイ君はイケメンじゃないけど癒やしケイのカワウソっぽい顔。人たらしな顔らしく、年上の人に可愛がられるらしい。年上の女性にもモテたみたいだが、ロリコンなのでずっと童貞だったとか。
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