100人が本棚に入れています
本棚に追加
大掃除も終わり、大晦日。
行ってらっしゃーいと見送ってから、早速!と航平とゲームを始めると、携帯に電話。
相手は「天満堂……」
もしもし?と出ると、「おお、繋がった!冬弥達はまだ居るか?」と結月さん。
「少し前に神社に行きました」
「そうか……留守番は雪翔だけか?」
「いえ、航平ちゃんもいます。侑弥はお爺ちゃんの所に行きました」
「分かった。急で悪いが、夕方頃そちらに行く」
「はい?」
「いいから、飯炊いておいてくれ」
ブチッと電話が切れたので、厨房の方の炊飯器で一升炊いておくことにし、余ったら冷凍しておけばいいとゲームをやめてお米を炊く準備をしていると、また電話。
「もしもし」
「あ、良かった。翔平だけどわかる?」
「はい」
「天満堂の方から電話あった?」
「さっきありましたけど」
「俺と迦具土、あと大国さんと八意さんとで下宿屋の方に来いって結月さんに言われたんだけど、大丈夫かな?」
はぁー?と思いつつも、きっと結月が決めたのならば強制なのだろうと諦めて大丈夫と答える。
その後冬弥に連絡をすると、「私達も夜遅くになりますが、気を置いてから家に那智と向かいます」と言われたので、きっと飲むんだろうなと、この前のカニの残りを出して解凍しておくことにし、野菜を大量に切る。
「普段と変わらない……」
「カニ、大量に買っておいてよかったな。あとは何作る?」
「僕が出来るのなんて、ポテトサラダとかくらいだよ」
最初のコメントを投稿しよう!