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フランス、パリ。
1958年。
イブサンローランは愛されて生まれてきた。両親は裕福で頭が良く、高等教育を受けさせたいと願い、大学までの費用を工面してくれた。ただ、サンローランには両親の期待に添えない理由があった。
ゲイだったのだ。
赤い花をみて綺麗と思うのは常識人
血の色を連想するのは血気盛んな人
緑と混ぜたら黒になるというのは変人
赤をどう濁すか考える人は不安定
赤い花を恋人に渡したくなるのは恋愛体質
赤い花をどうやって服に取り入れるか考えるのがサンローランだった。
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