イブサンローラン

2/6
前へ
/6ページ
次へ
「ちょっと海王星までダイヤモンドをとりにいってくる。」 サンローランは、ズレたジョークが好きだった。ディオールに才能をみこまれ、クリスチャンディオールのブランドで働くといえば聞こえはいいが、つまりは使いっぱしりだった。ディオールのため朝飯を準備し、昼間のためのパンを買いにいく。夕食には手の込んだコックの料理を給仕する。弟子とはそういうものなんだ。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加