gun→fire=freedom…?

8/18
前へ
/18ページ
次へ
…そう。 『携行用銃火器』 すなわち…『銃』と称される火器。 この特区の市民は、その殆どがそれを所持している。 とは…686日前のこと。 財政破綻寸前の同盟国からの要請に応じた当国政府により、輸入許可品目の一品目としての『銃火器』が認可されるに至ったことが、この事態の発端とされる。 とはいえ。 犯罪件数の急激な増加、それらの凶行の凶悪化、あるいは治安維持の困難化…。 それら諸問題の増悪化が予想されるのは当然のことであり…政府は任意に地区を選定し、シミュレーションを実施する方策を定めることとなる。 そのような事情により、当該シミュレートのモデル・ケースとされるべく、複数の地区が指定を受けるに至る。 一般の市民による『銃火器』の所持および携行が合法とされる街区。 俗称『銃火器解放区』(gunfire free area)の誕生の経緯は以上…とされる。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加