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「どうしたの……」
不思議そうにぼくを見る有希の言葉で、物思いに耽っていたぼくの思考が中断する。
「あ、いや。なんでもない」
「ふーん。まぁいいや。ねえ、三人でタイムカプセルを開けに行かない?」
「えっ」とぼくが驚いた声を上げると、
「どうしたの? そんな声出して」あっ、と有希がぼくに疑惑の目を向ける。
「もしかして勝手にひとりで開けた、とか……?」
「ち、違うって」
そう言いながら、ぼくの心臓が早鐘を打った。
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