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「…………ッ、んあ゛…………ッ!」
ガクガクと痙攣しながらもうほとんど出なくなった精液を吐き出す。体が弓のように張って、足先まで痺れる。自分のじゃないみたいに体は小刻みに跳ね、息ができない。
下腹が熱いものに刺激され、それを押しつぶすように中が縮む。その動きが再び快楽を生んで、
永遠にそのループ。
「ぁん゛ん、っン゛!!」
「かわいいね、っ、、ン、ドライ?」
甘くてドロドロした声が聞こえる。
ドライで1度イくと、その後はすぐに絶頂を迎えてしまう。掠れた喘ぎ声が腹のそこから無理やり押し出され、声をコントロールすることができない。
熱が下の方で疼いて、中の筋肉が収縮する。
「あ゛イッンンン〜つ」
ぎゅうぎゅうと締めると、彼はわざとゆっくりと前後に腰を揺らす、腰周りの筋肉が汗に濡れ彼のエロい匂いが俺をさらに追い詰めた。
動いて、足りなくて、
「っ、、ふ」
ジンジンと、熱く濡れる。
我慢できなかった腰が勝手に動いて入口を彼に押し付けた。
俺は溶けきって焦点があっていないだろう。
眉を寄せて額の汗を拭う彼がぼやぼやと見える。
「は、ぁッ、」
少し長い前髪をかきあげる仕草にありもしない子宮が疼いた気がする。これ俺が女だったら妊娠してるわ、なんて考えてまだそんな余裕があるのかと自分で笑う。
「何笑ってんの?」
顔を近づけ耳元で囁かれる。
彼の入ってる部分を薄い皮膚の上からツーといやらしく撫でられ、ビクビクと反応する。
耳にかかる吐息ですら大きな刺激となりじゅくじゅくと何かが漏れてる感覚に陥った。
久しぶりのこの光景、中の圧迫感、
彼に、抱かれてる。
「はぁ゛、っ!ん〜っんン゛、、、」
俺の身体はビクビクと痙攣し始め、背中をベットに押し付け潰れた声を出させた。
過呼吸にでもなってんの俺、
「ッ、ン゛、急に、しめんな、」
『彼』を意識した瞬間、視覚からの甘い刺激が下半身にダイレクトに伝わって、気持ちよくて何も考えられない。
快感がエンドレスで繰り返され、僅かな漏れる低い声が更に俺を追い込んだ。
彼がイライラしたように更に奥に入り込んでくる。
「まっ、もうむ、ンン゛゛!!!」
びくんと後頭部を強くシーツに押し付けて、声にならない叫びをあげながら何回目か分からない絶頂をむかえた。
「っ…ああっ
あ、…んぅ゛、!」
どうしようもなくて気持ち悪い声を抑えることができない。足の指先まで力が入り、シーツに爪を立てる。そんな僅かな筋肉の動きからでさえも、俺の体は快楽を拾ってしまう。
「やばいっ、?っは、とんでね」
彼の声が遠くに聞こえる。
理性なんてぶっ飛んでしまって、快楽を求めて腰を上げては、グリグリと押し付けて熱を放つ。
何これ、俺1人オナニーでもしてんの。
さっきから絶頂が止まらない。体の震えも止めることができなくて苦しい、ほんっとに飛びそう。
「っンア゙ア゙、ッんあ゛゛!!っ〜〜〜!!!」
やばいやばい。きもちいいい、。
強すぎる快楽に掴んでいたシーツを蹴る。足がつりそうだ。喘ぎ声なんて可愛い声は出なくてほぼ叫び声、そんな醜態に気を使う余裕なんてもちろんない。
ずちゅん、と無理やり、もっと奥にねじ込まれる。
きもちいいきもちい、きもちいい、
「っ、!!っん゛゛!!!」
我慢できない。下の奥の、深いところに熱が溜まって。甘すぎる刺激がじくじくと濡らし、筋肉の収縮がやまない。
求めるように動く俺の筋肉は淫らに痙攣する。
「もっ…いいっん゛ッ」
「やめっちゃって、っ、ふっ、いいの?」
汗で張り付く前髪をかきあげながら、彼は激しかった動きをやめ、ゆっくりと押し進める。
中がそれに反応してまとわりつくように動く。ピッタリと形を締め付けた筋肉が、焦れったく剥がされ、強い快感がジワジワと広がる。
「や、めンッう、ア、あ゛う~~~~~~~ッ!」
焦らしに耐えきれない俺は熱を破裂させ、彼を締め付けた。
「あ〜あ、止まんねぇな。女みたいだよ?ん、?」
もう何が起きてるかも分からない。涙も口からでてるよだれすら気にならなくて、顔はぐしゃぐしゃ。声なんか出っぱなし。
「締め付けすごッ、もう俺とセックスしないって? なぁ、どの口がいってん゛だよっ」
俺のいいところを先でグリグリと攻め立てる。
「ん゛ッ~~~~~~ッ!!!」
急な強い刺激に声すらでずに、体を弓なりにすると痙攣でビクビクと震わせた。
頭が真っ白になって、耳にキーンっと破裂音がなる。
体の震えが、声が止まらない。
彼が満足そうに笑ったのをみて、俺の意識は途切れた。
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