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受付に通してもらって部屋に上がると、シャワーの音が聞こえてきた。ベッドに座ってそのままじっとしていると扉が開いて彼が出てきた。
「びっくりした?」
いつも通りニッコリ。
ほんとに居るじゃんお前、何してんの。
頭の中に言葉は溢れてくるが問い詰める理由が俺にはない。彼は一瞬目を見開くが全てを理解したように口を開く。
「お前も来たんだ」
もって、お前もってなに。誰を待ってたんだよ。
俺はオマケかなんか?イライラする。
「そー。俺だけ、来ちゃった。残念?」
声が自然に低くなる。気が逆だって早口になり俺の機嫌の悪さが部屋に充満する。
「お前ゲイなの?」
俺の問いをだるそうに流す。
何その態度、腹立つ。
「人の友達勝手にセックス誘うとかどんな根性してんだよ」
何だかよく分からないけど適当な理由を付けて彼を傷つけたくなる。俺の方見向きもしないけど、どんな顔してんの、なぁ。
「脱いで、俺が教えてあげる。」
いつものように甘い顔で微笑んだ。
彼を引き寄せてそのままベットに倒れる。
髪の毛をときながら首筋にキスを落とし、耳たぶを軽く噛んで息を吹きかける。
彼からいつもとは違う香りが漂ってきて、あいつの為に準備されたと思うとなんだか変な気分になった。モヤモヤをかき消すように行為に集中する。
首筋をそっと指の腹でなぞり、唇の縁を舌でなでる。
甘噛みして、唇で挟んで、開いた中に、
そっと入れていく。
「っふ、……ん」
彼の身体が固まっているのが伝わってくる。
緊張をほぐすように脇腹をなで、舌裏、口の上部を舌でじっくりと攻め立てると、彼の息が荒くなる。
太腿へとスライドし膝を立たせ股を開くと、両膝を閉じようと力が入った。
「恥ずかしい?でも、開かないと教えてあげれないよ。ほら、」
膝に手を当て外側に力を入れると、彼はそれに従った。頬は紅潮していて、その表情に下半身が刺激される。勃つか心配だったけど問題なさそうだ。
太腿から彼の性器に滑らかに移動してその上にグルグルと円を書く。
「っふ、……ん」
反射的に腰が飛び上がって、微かに揺れる。
口元を抑えている手を片手でベットにぬいつけて耳元で囁く。
「今日は使わないよ、だって女の子は持ってないもん。」
一切目を合わそうとしない彼に加虐心が湧いてくる、別に誰でもよかったような態度に心が冷える。
「ここだよ、お前はここでイッちゃうの。」
後ろの窪みに指を当てて、シワの1本1本を溶かすようになぞっていく。
「っん……、……は、」
眉を寄せて下唇を噛む。そんな表情できんの?エッロ。俺は再びキスをして口の中を犯しながら、ソコを押したり、撫でたりを繰り返す。
押し殺したような声が少しずつ大きくなっていく。
ここまで来たらもう意地。
絶対に俺の名前を呼ばせてやる。
「…、ッ、ンぅあ、」
焦れったいのか身体が丸まっては、足が頻繁に動く。ゴムを人差し指につけローションを塗ってソコを少しだけ押すと、彼の体がビクッと反応して溶けていた窪みが硬く結ばれる。
俺は人差し指でソコを軽く叩き、耳元で囁く。
「大丈夫、ここでイけるとすごい気持ちいいから。女の子みたいに何度でもイクんだよ。想像してみな、」
そういいながら俺は彼のお腹の辺りをいやらしく撫でる。指先で、這うように、焦らすように。
「じんわりと、ここから、感じる?」
筋肉の強さに指がちぎれそうになる。
「熱くなって、中からゆっくり広がってくから。」
存在を主張するようにツーと彼の中をなぞる。
「ッ、ぁ…」
弱い刺激にくぐもった息を漏らす。
俺はまた全身を愛撫しながら緩まったソコにちょっとずつ刺激を与え続けた。
「っ、、あ゛ン!!」
もうずっと、彼の反応を楽しみながら中を弄っている。
「中、収縮が止まらないね。気持ちいいの我慢できないでしょ?声出していいよ、」
押し殺すように唇を固く結び、熱い息を出しながら苦しそうに悶える。
「…………は、あ…………っ」
性器からは先走りがだらだらと垂れ、ライトに照らされいやらしく光っている。くねる体が俺を昂らせもっといじめたくなる。
「声我慢しちゃうの?気持ちいいの逃げないよ。体の中で熱が回って、ほら。腰、勝手に動いちゃうね?」
「っ〜、、っ…は、ん〜〜、ふっ…」
全身に力を入れてピクピクと震える。
刺激を必死に耐える姿が情欲をかき立て、俺もちょっと限界かも。
「気持ちよくなってきた?体、ちょっと触っただけでビクビクして、敏感になってる。
ここ、もうこんなに入っちゃうよ。」
俺は彼のいい所まで指を推し進め、ゆっくりとお腹側を辿り、ボコっとした所に圧をかけた。
「ッひ!……ッ、んあ………」
指先に当たるコリコリした部分を軽く押しながら耳元に囁く。
「もっと触って欲しい?これ、2本で押してみよっか。」
「っひ…、ぁえ……ッ、あ゛っ!!!!!」
両膝が俺を強く閉め、腰を上げてガクガクと震えだす。愛撫で高められた体は少しの刺激で面白いくらいに反応し、小刻みの震えと声にならない叫びが部屋に響く。
「リラックスして、ほら口開けて。」
ビクビクと震える彼を押さえつけ舌をねっとりと交わらせながら、前立腺を2つの指で挟んで刺激を与える。
「ッや、!!あ、」
彼の手が俺の胸を押し帰すように叩く。
やっとこっちを向いた火照った顔に心がどす黒く満たされる。
「ほら、きもちい??」
さっきよりも強くじんわり押して、離して、圧迫する。
「ぁ……ッいく、イくッ、イっ、ゃうッン゛~~~~っ!!!!」
ぴくぴくとそこが動いて、彼の足がシーツを掴む。
「絶頂止まらないでしょ?お腹じんじんして気持ちいいね、前立腺っていうの。ほら女の子になっちゃう。」
「ぁ……ッあ、あ、あ゛んあッぁう、、!!!
ッんんぅう~~~~!!!!」
中イキしている間にもソコを執拗に攻め立てる。
押して、揺らして、挟んで、締め付ける。
「どうしたの?もう我慢はやめた?ここでいっぱいイカせて欲しかったんでしょ、またイッちゃいそう?我慢できないね。イケよ。」
「……っッ!!あ、あ゛ぁ~~~~……っ!!!あ゛ッ〜〜!!!」
リズム良くソコを叩いてやると弾けたように身体が反り返り、口からは卑猥な喘ぎ声が溢れた。
ベットに体を落としたあとも小刻みに跳ね、脱力した状態でずっとイッているようだった。
目も口も開きっぴなしで焦点があっていない。
「すっご、ずっとイッてんじゃん、感じるのが止まらない?堪らないでしょ、ほらもっかいいく?
押してあげる。」
「あ゛ぁぁぁぁあ〜〜〜!!!イっ、ゃ゛ぁえ……っッ!! イ、ック、
ぅん゛〜〜〜〜〜〜!!!」
ガクガクと震える身体が壊れたように止まっては、またビクビクと跳ねる。息もろくに出来てないようだ。
「あーあー、ヨダレだらだらじゃん。体中ビクビクして中もすごい痙攣してる。震えてイクの終わらないの?ねぇ」
彼は既に意識を飛ばしているようだ。
自分の昂ったものがズボンの中でキツそうに主張する。
「いってぇ。」
俺は無理やり犯してしまいたい欲を何とかこらえ、
1人で達することにした。
「…感度ねぇ。」
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