7.バックムーン

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「確信したのは君がガーディアンだって言った時だよ。その時苗字を聞いて分かった」 ガーディアンだと明かした時、クレアは自分のフルネームを名乗った。 ファミリーネームとガーディアンに所属していることから、全てが確信へと走り出したのだった。 「けど、だからどうしたってわけじゃないだろ?」 「うん……そうね」 「本当に気にしなくていいからな。クレアは俺にとって頼りになる友人だ!」 だが、リュクレーヌのクレアに対する態度はそれから特に変わる事は無かった 。 今日まで、そしてこれからもクレアの存在は変わる事が無い。 「うん……」 クレアは泣き腫らした目を擦りながら、小さく頷いた。 「さぁ、もう夜も更けたことだしお開きでも良いんじゃないか?」 話したいことは話しきった。 宴も酣というようにリュクレーヌは解散を言い渡す。 「あぁ、そうだな。随分と長居してしまった」 「邪魔したな」 夜の闇に、皆が、それぞれの場所に帰っていった。
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