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「分かった。約束しよう」
アドミラはまっすぐリュクレーヌの方を向いた。
ようやく、信用してリュクレーヌは背中に背負っていたファントムを下ろし、アドミラの元に引き渡した。
「……こいつの事も、任せたぞ」
「あぁ。アマラ軍で責任を持って預かる。……お前の、弟をな」
──あぁ、もう大丈夫だ
リュクレーヌは安堵した。
「……頼んだ」
彼が、ファントムを、ルーナエだと認識したうえで約束をしてくれたのだから。
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