Bombey Sapphire
2/9
読書設定
目次
前へ
/
10ページ
次へ
その客はロックグラスの中身を一息に喉の奥に滑らせてから続けた。 「碧の左の瞳は人間の生まれ持ったものではない それは、人間の創り上げたものであった ある日は栄華に精彩を放ち いずれ衰退して崩落していくようなものであった 今、手を伸ばさなければ 天に昇華してしまいそうな儚さに心惹かれて 私は碧に声をかけた すると、碧は絵画を見上げていたその横顔を 一瞬硬直させてから 髪を揺らしてこちらを見たんだ」
/
10ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
607(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!