Bombey Sapphire

4/9
前へ
/10ページ
次へ
「また、別の破片の一つは鎖骨の隙間を貫き ベリドットのような翠を肩に埋め込んだ それを見たのは最初のデートの時だった ある一つはわき腹に残り エメラルドさながらの深みをそこに輝かせ そこに触れたのは 三度目のドライブの車内だった ある一つは、右の乳房の先端に煌き ダイヤモンドのように透き通った尊さを持ち 二人が愛を確かめたその時に 碧の全身に散りばめられた全ての輝きを 私は知ったのだった」
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加