第一話 先を知る人

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第一話 先を知る人

 夢想列車。迷っているものを導くといわれる列車。でも誰も見たことはなく、ただ確かにある―――――  バーン  鳴り響く銃声 いつもこうだ  「身勝手な人間のせいで困るのはいつも弱いこちら側なんだ」  ここはどこ? 周りを見渡すとそこは駅? だった。決して大きいわけではない。ただ周りを木で囲まれている。森の中にポツンとある風体だった。  「木でできた駅……」 ふと言葉が漏れる。 「そこのあなた乗らないの? いやあなたを乗せないとこの列車進まないから早く早く」 車掌? らしき人物がこちらに手招きをしている (言われるがままに乗ってしまった…)
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