第一話 先を知る人

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数か月後 「さすがの腕前だね兄ちゃん。これで一週間はご飯困らない?」 少しやせ気味の子供は無邪気に笑いながら話しかける。 「そんなに褒めたって何にも出ないぞ? う~んこいつは綺麗だ高く売れるかもな」 兄は少し険しい顔したがすぐにいつもの顔に戻り 「早く家に戻ってみんなでご飯にすっか」 「うん。兄ちゃんやっぱり家族は一緒がいいね」                           先を知る人  終
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