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あの日___私が経験したことのない豪雨の日でした。
「XXXXそんなことして何になる! 自分の命を無駄にするんじゃない!」
「じゃぁ私のこの気持ちは衝動をどうやって押さえたらいいの? あなたも私の気持ちがわからないわけじゃないでしょ!」
「わかるよ。わかるけどそれをした後に何が残るんだよ!」
「うるさい!」
その時私が冷静だったら、義兄の言葉にもっと耳を傾けていたら。今更後悔したところでもう義兄は戻ってこないのに。
そのまま話を聞かず走り出し、その時上から轟音とともに大量の土砂の波が私に襲い掛かりました。
なんなの。私は何もせずただここで死んでいくのね。ああ神様がこんな世の中にいるとしたらなんて残酷なだろう。
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