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「今ここは現世と常世の狭間。曖昧な場所なのそして今あなたの体に意識はなくここに意識だけで来てると思って」
「一つ目の選択肢、普通に目を覚ます。今から意識は体に戻り現世で生活する」
「二つ目はね、
車掌が二つ目の選択肢を掲げると同時に列車のドアが開くと、そこには……
「お母さん? お父さん? それに義兄ちゃん?」
「二つ目、ここで降りるか?どうする?」
私は二つ目の選択肢を聞く前にもう両親と兄の前に飛び出し抱き合っていた。
「ごめん、ごめんね。わたしがぁ…ちゃんと…ごめんなさい、私のせぇ私のせいで」
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