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”アレクサンドリア”
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――共通紀元前四世紀、アレクサンドロス大王は大遠征の途中で、各地に自分の名前をつけた都市を建設していきました。現在のエジプトにあるアレクサンドリアはその第一号です!
アレクサンドロス大王が前三二三年にバビロンで急死したあと、大王の部下だったプトレマイオス一世はエジプトで王朝を創始しました。彼はアレクサンドリアを首都にしました。王都にはエジプト人、ギリシア人、ユダヤ人などが住み、国際都市として栄えました。
また学術研究所を建設したことで、世界各地から学者や詩人がアレクサンドリアに集まりました。そこでは古典文学であるホメロスの文献研究やエウクレイデス(ユークリッド)やアルキメデスらの自然科学など、最先端の研究が行われました。プトレマイオス朝の王たちはギリシア語で書かれた書物を熱心に集め、アレクサンドリアの図書館には、四十万から七十万冊ものパピルスの書物が収蔵されていたといいます!
プトレマイオス朝エジプトはその後、共和政ローマに攻め込まれ、前三十年に女王クレオパトラ七世の自殺によって滅亡しました。その後もアレクサンドリアの学術研究所は残りましたが、五世紀にキリスト教徒の暴徒に破壊されました。
七世紀にイスラーム圏となったあとは古代ギリシアとイスラームの文化を組み合わせて発展しました。
今ではエジプト・アラブ共和国の重要な工業地域となっています。
――他に何かお知りになりたいことはありますか?
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