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「とにかく、君だった。探しだせた。すごいと思わない?」
微笑んで、私の手にキーホルダーを乗せてくれた。
シンデレラのガラスの靴――
そうだ。
確かそんな名前で売られていたもの。
こんな風にまた触れることができるなんて……。
「ありがとう。君のあの言葉がなかったら俺はもう書をやめていた。今の自分があるのは、誰が何と言おうと君のおかげだ」
そして感謝の気持ちばかりじゃなく……と、あたたかな眼差しに射抜かれる。
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