00 窓から

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00 窓から

  「大切なものは目に見えないんだよ。だから心で見なくちゃ、って星の王子様も言っていたでしょ?」  そう言って、右手と左手の親指と人差し指を交互に重ねてつくった窓から空を見上げた彼女。今日も屋上にはふわりと風が吹き抜けた。
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