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「あなた、如何かしら?」
かりかりかりかり
さくさくさくさく
ちょまちょまちょまちょま
「あなた、あなたったら、、、、、、、」
「ん? んんんん」
「あなた!」
「ん~ん、気持ち良くて、眠っちゃいそうだったよ」
「まあ、だから云ったでしょ」
「あっ、キミ。耳くそを捨てちゃあダメだよ。余の大切な宝物なのだ。ちょっと見せておくれ」
「もお~」
キング・ロバーノは、クイーン・クイーン・のドレスに乗せたチリ紙の上の耳くそたちを見つめました。
「あああ、我が國の民たちの声たちじゃ」
キング・ロバーノは、耳くそたちを愛おしそうに眺めて、綺麗に並べると、金庫に仕舞おうとしました。
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