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サヨナラのシミュレーション
俗っぽい話だけど
生まれてこの方恋愛なんて山ほどした
そのほとんどが私からというより相手からの告白で
そのほとんどが私からでなく相手からのノーリアクションで終わってしまった
きちんとした別れ話を
ろくすっぽしたことが無い私は
だからいつも恋愛の終わりはしり切れとんぼみたいに中途半端でモヤモヤが残る
ちゃんとサヨナラも言わせてもらえない
だから新スタートをきることもなかなか出来なかったりする
そんな想いを残すようならいっそ
恋愛なんてしなくてもいいと何度思ったことだろう
それでも気づくとだれかを好きになっている
終わりを恐れながらも
目の前で美味しそうにケーキを食べてる彼
あなたも突然いなくなる?
そうならないために
私から
サヨナラのシュミレーションをする
そのたびに
何があっても離れないって誓うんだ
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