第1話 君と夜の逃避行
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第1話 君と夜の逃避行
放課後、部活動に励む後輩達の活気ある声、空に伸びる飛行機雲。 オレンジ色に染まる非常階段の踊り場で、檸檬の香りを
薫
(
くゆ
)
らす君と私だけが、世界から切り離された誰も知らない空間に座り込んで細い髪を揺らしていた。 もう何年も前の事なのに、どうしてだろう。 あの日々に溶けていた強い酸味の残り香は、今でもまだ、私の舌と心を痺れさせている──。
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