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結局、あの日からメッセージも既読にならず、電話をするが拒否されてしまう陽葵はこれで終わりなんだと確信した。
きっと私よりも未来のある楓くんには丁度よかったかもしれない。こんなきっかけで離れるのは悲しいけれど私がはっきりしていないことがいけないんだからしょうがないよね。
あれからカウンセリングを定期的に受けていたが
発作がほぼ起こらずに正常にもどってきた。
楓くんと喧嘩別れをしたことは伝えている若菜には元気がないことを心配されたけれど、今は振り返って後悔してもしょうがないから自分の目の前にあることに向き合うことにした。
常に首には楓のネックレスをつけて辛い時も支えにしていた。
未練たらしいなんて思われても
私が好きな人は今でも楓くんだけだから・・・
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