暗い君

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ドキドキしながら会話も弾み、もうそろそろ帰った方がいいかなと思っていると。 勢いよく話していた勇輝が真剣な顔をして手を握ってきた。 「俺一目惚れなんだ。 ひーちゃんと付き合いたい。真剣に」 数回しか会ってないけど すごく嬉しさを感じた。 手を握る勇輝の手は少し汗ばんでいて緊張が伝わると私もすぐ返事をしていた。 「うん、私こそよろしくお願いいたします。」 「……ほんと?!まじで?嬉しすぎる」 手を強く振り上げられた 「ゆーちゃん、恥ずかしい ……」 「ごめん!!嬉しくて」 あの日は2人で真っ赤な顔して笑いあってたなぁ。懐かしい。 これが私と勇輝との出会い。 いつから変わったの? そう思ってるのは私だけなのかな 私たちって……
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