もしリコ♡LOTTEが生き物好きじゃなかったら

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もしリコ♡LOTTEが生き物好きじゃなかったら 奈々眠氏は一人暮らしをしていなかっただろうし、mana氏が「検索機」になることはなかった。 趣味というものは、誰にでもあるものである。もちろん、本記事を読んでいるご精読なされている方々にも、なんらかの趣味はあるだろう。私の場合、野球を観たり、プリキュアを見たりするのも趣味のひとつであるが、中でも突出しているのが、動物の知識である。 私は幼いころから生き物が好きで、1番夢中になったのが、爬虫類と両生類である。素人から見ると「怖い」「気持ち悪い」「危険」のいわば「3K」と言われているが、私はヘビやカエルの魅力に惹かれ、専門家も舌を巻くほど詳しくなっていったが、昆虫、鳥、魚なども例外ではなかった。 2016年、私は2人のフォロワーとネットで出会うことになる。1人目は、Twitterで知り合ったmana氏、もう1人はツイキャスで知り合うことになる奈々眠氏である。 mana氏はプリキュア好きだが、カメを飼育しており、どちらかというと爬虫類や両生類の話をすることが多い。知らない動物ともなると、ネットで画像を検索することが多いため「歩く検索機」と呼んでいる。奈々眠氏はコスプレイヤーで、類稀なる才能を活かし、様々な女性キャラに扮するほか、近年ではマジックや変面などでも活動している。 ▼残念ながらコスプレ自撮り写真の掲載の許可を得ることはできなかったが、奈々眠氏のコスプレの腕は確かである。 651ab4eb-ee78-4c3e-a385-078332ab2ad9 b3baf4b7-bdf5-480d-b5c1-ee2923051965 ▲mana氏は、単語を並べるだけでさまざまな分野の画像を持ってくるようになった。 2020年。奈々眠氏から、私のLINEに「ロッテサン、タスケテ」という文章が送られてきた。「どうした?」と返信して話を聞くと、「部屋に大量の虫が出て困る」というのだ。同氏は虫が大の苦手であり、生き物に詳しい私を頼って相談してきたという。 その後私は対処法を調べ、ネットであるものを見つけ、購入を勧めた。それを試したところ、虫は出なくなりこの話は幕を閉じたのだが、もし私が生き物に詳しくなかったとしたら、彼はどうなっていたのか。 彼は県外である某大学に通うため山形で一人暮らしをしているのだが、うまく行っていなかった。虫が苦手だが、生き物に詳しい人が周りになく、私も動物に無知だっとすると、虫に怯えて大学を中退、実家に帰って普通に就職していた可能性がある。当然、コスプレや変面どころではなかっただろう。 そしてmana氏も、動物の話をすることがないとすると、画像を検索する必要もなくなるので「検索機」と呼ばれ、画像を検索することも、してもらうこともなかったのは想像に難くない。 奈々眠氏とはよくLINE通話をさせていただくのだが「リコ♡LOTTEさんがいてくれて、フォロワーになってくれて、本当に良かった。もしロッテさんがいなかったとしたら、鬱になって自殺してたかもしれない。」とのちにLINE通話で語っている。私が生き物が好きでなければ、フォロワーの命が失われていたと考えると、ゾッとする。
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