おい、機嫌直せよ

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 俺の心はガラス製だなんて言うつもりはない。優しくしてほしいと思った事だって一度もない。  だけどもう、それにしたって。この男には俺に対する配慮があまりにも欠けている。  デリカシーのない言葉や行動にプチプチと血管を切らせ、無意味な争いに疲れ果てるのはこっちももう飽き飽きしている。  だいぶ長いこと一緒にいるけど、昨日ほど恵太の野郎を殺したいと思った事はなかった。  死んじまえと毎日絶えず祈っている。でも地獄よりももっと奥深くの、いやむしろ地球の核辺りで身動き取れなくなったまま心底もがき苦しめとまでは、さすがの俺も考えた事はなかった。これまでは。  しかし今は思う。これ以上ないくらいの苦しみを全身で味わえ。  死んだ方がマシだと思えるほどの凄惨な苦痛を奴に毎日お届けしてください、三百六十五日欠かさず。死ぬまで。毎日。できれば分刻みで。さらに可能なら秒ごとに。  そう祈ってる。心から。
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