Book11「幸棲夢」

25/27
前へ
/254ページ
次へ
……あぁ、今までエッチした彼氏たちを、ずらりと並べて(といっても、ほんの数人だが)正座させて、説教してやりたいっ。 あんたたち、ハイスピードで腰さえ動かせられさえすれば、「テクニシャン」だと思ったら、大間違いなんだからねっ! ……あぁ、完全に腰が砕けて、膣内(なか)がとろけてる。 わたしのカラダのどこもかしこもが、ひくひくひく…と波打ってる。 わたしの心もカラダもまるごと、シンちゃんを受け入れて鳴動している。 はくはくする息の中で、わたしは譫言(うわごと)のように、つぶやいていた。 「……こんなの……知らない……初めて……」 男の人へのリップサービスではない。 正真正銘の、本心だ。
/254ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4748人が本棚に入れています
本棚に追加