第1話 勧告

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 店を出てマリエさんと別れると、さてどうしたものかと思案する。職も危ういことだし、このまま帰ってしまうのも一計だが、どうも気分が冴えない。コロナの来襲によって、自分の人生設計のいい加減さを見せつけられてしまった。  かと言って、家に帰って明日に備えて何かを学ぼう、という気はまったくない。  結局やけ酒を飲むために、パブに向かった。
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